ファスティングの効果

ファスティングの効果

ファスティングの効果

 

よく、ファスティング(断食)などをして「胃が小さくなった」という方がいますよね。経験がある人がいるかもしれませんが、確かに食べない期間を設けると、そのあとの食事量が減ります。実感として「胃が小さくなったなあ」と思うのは自然なことです。

 

ただ、医学的には正しいわけではありません。多くのドクターたちが解説していますが、多少食べなかったからといって実際に胃のサイズが変わるわけではなく、「少量で満足できる」状態になっているだけなんです。

 

そう、ここでポイントとなるのは「少量でも大丈夫」と感じられる脳の状態です。

 

同じ人なのに、「もっと食べたい!」から「もう足りた」と、食事の量に対する感じ方が変わるのは、なぜなのでしょうか。

 

話がそれますが、ここで、人類の歴史についてちょっと考えてみましょう。10年20年といった単位ではなく、数千万年単位でさかのぼる壮大な歴史についてです。

 

これまでの人類史上で、日々食べるものに事欠かない現代というのは極めて稀な時代です。基本的に人類はいつもお腹を減らし、食べ物を探し、見つけたものを巡って争うような時代を生きてきたのです。

 

そんな時代の人類は、実りの季節には食べまくり、そうでない時期は最小限のカロリーで暮らすというのが当たり前でした。

 

今の私たちが「たくさん食べる毎日を続けていると、どんどん食べられるようになる」と感じるのは、収穫期に「今のうちに食べておくべし!」と過食モードに入って摂取したものをたっぷりと体に蓄えていたこの時代の名残りです。

 

たっぷり食べ続けていると「今は蓄えどき!」というサインが体に送られ、もっとたくさん食べ、しっかり蓄えるようにできているのです。

 

でも、心配には及びません。古代の人間には「過食モード」もありましたが、「節食モード」もありました。そして、しばらく食べられない時期が続くと、脳の「食べなくていいスイッチ」がパチンと入り、少量でも満足できるようになったのです。

 

「節食モード」のスイッチを入れる

 

さて、ここで問題です。食べないことで「食ぺなくていいスイッチ」が押されるまでには、どれくらいの時間がかかるでしょうか。

 

数日?数週問?………正解は、たったの3日です。

 

1食抜いたくらいではなかなかスイッチが入りませんが、3日間頑張れば、脳は「今はこれくらいしか食べられない時期なんだ」と認識し、モードを変換してくれるのです。

 

3日間といっても、絶食をする必要はありません。いつもより食事の量を減らすだけでも、「節食モード」のスイッチはパチンと入るのです。

 

この「節食モードスイッチ」の存在を知ると、ダイエットがぐっと楽になります。

 

現代的な生活を送っていたら、食べすぎてしまうのは仕方ありません。仕事上のおつきあいや子供のための食事作りなど、避けられないものもたくさんあります。さまざまな理由でつい食べすぎてしまった自分を責める必要はないのです。

 

そこですべきなのは、「過食モードに入ってしまったから、ちょっと節食スイッチを押しましょ」と3日だけ頑張ってみることなのです。

 

ホルモンが分泌されれば、憑きものが落ちたかのように「なんであんなに食べてたんだろう?」と思えるようになります。冒頭で書いた、いわゆる「胃が小さくなった」状態になることができます。

 

悪いのは、つい食べすぎてしまうあなたではありません。私たちの脳や体はそもそもそういうふうにできているのです。だからこそ、脳のクセを知って、それを味方につけて、賢くダイエットを続けましょう!

 

正しいファスティングとは

 

通常、私たちが胃腸での消化に使っているエネルギーを代謝に回すことで、「代謝機能の活性化」「脂肪分解」「デトックス」「胃腸の休息による活性化」などのさまざまな効果が見込めるのが、「ファスティング」です。

 

フランスでは「メスのいらない手術」と表現されているほど体内の環境を整え、糖質の摂りすぎや食べすぎをリセットできるので、現代人、特にダイエットが気になる女性にはやってみて損はない、新しい習慣だと思います。

 

ファスティングというと、イコール断食、「何も食べないんでしょ?」と思う人も多いのですが、そうではありません。脳のエネルギーである糖質が完全に断たれるとフラフラしてしまいますから、糖質はほどよく摂取するのがポイントです。

 

実際のファスティングの進め方をみていきましょう。

 

忙しい現代女性が行うのであれば、まずすべきは「スケジューリング」です。というのも、ファスティングはただ「食べない期間」を設ければいいわけではありません。その期間と同じ長さの「回復食の期間」が大切なのです(実際に痩せるのも、この回復食の時期です)。

 

たとえばファスティングを3日間行ったら3日間かけて徐々に普通食に戻す、といった具合に、ゆるやかな食事の期間を必ず設けます。

 

初めてトライするのなら、週末1日をファスティング、1日を回復食といったプチなものでも構いませんし、効果を実感したいのなら3日間のファスティング、3日間の回復食がおすすめです。

 

計6日間ともなると仕事やイベントとの調整も必要になりますから、まずはスケジュールをしっかり立てましょう。

 

PMSがあって生理前になると食欲が止まらないという人なら、生理が終わった時期に組み込むのもおすすめです。

 

ちなみに、断食道場などでは数日の「準備期」を設けるところが少なくありませんが、これは省略します。

 

もちろん「明日からファスティングだから、これが最後の晩餐!」と暴飲暴食をしてしまうのは困りますが、通常の食事であればOKです。

 

ファスティングをしてみよう

 

では、実際にファスティングに入りましょう。基本ルールはいたって簡単です。

 

@固形物を摂らない

 

A適度な糖質と水分はしっかりと摂る

 

この2点を守るだけです。

 

ですから野菜やフルーツを使ったジュース、油分やたんぱく質、食物繊維の入らないスープなどが取り入れやすいかもしれません。

 

市販の酵素ドリンクやファスティングのキット(ジュースクレンズやスムージーのセットなど)を利用するのもいいでしょう。

 

私は体に良くて簡単に飲むことができる酵素ドリンクを利用しています。胃腸の調子も良くなるのでファスティング期間には酵素ドリンクは欠かせません。

 

品質が確かで飲みやすいので、私はこの2つのうちのどちらかの酵素ドリンクを利用するようにしています。かなりオススメです。

 

無添加・天然材料【毎日酵素】

 

165種類の酵素【ベルタ酵素】

 

 

また、水分が不足するのは危険なので、ちょこちょこと小分けにして水分を摂ることが大事です。1時間に100ミリリットル程度が目安で、アルコールやカフェインなどが含まれていないもの(水やハーブティーなど)を飲みましょう。

 

3日間程度のまとまった期間でファスティングをすると、ときどき頭痛や下痢といった副反応が出る方がいます。これは塩分が不足しているという合図なので、みそをちょっとなめる、梅干しを1個つまむといった形で補給してください。私は梅昆布茶を飲んで塩分を補ったりします。

 

こうしてファスティングの期間を乗り切ったら、次は復食期です。

 

固形物を入れないでデトックスし、せっかく胃腸をキレイにしたのに、いきなり普通食に戻してしまっては台無しになります!

 

重湯から始めて、五分粥、十分粥、普通のご飯……という形で進めていきます。手術後の病人の回復食、あるいは赤ちゃんの離乳食のようなイメージです。わざわざ作るのが面倒なら、レトルトなどを活用してしまうのも手です。

 

3日間のファスティングであれば3日日にはたんぱく質を食べ始め、4日目には普通の食事に戻していきます。

 

こうしてファスティングで胃腸をリセットすると腸内環境が劇的に改善され、頑固な便秘もすっきり治ってしまうほどです。体も軽くなりますし、「なんであんなに食べていたんだろう」と自分でも不思議なくらいに、食ベグセも落ち着きます。

 

オススメのファスティングのレシピ

 

ファステイング初心者でも始めやすいのが、ジュースを摂る方法です。

 

市販のものもありますが、お値段がそこそこします。ここでは誰もが作りやすく、飲みやすいジュースレシピを紹介しましょう。

 

1日のうちにだいたい6〜8杯くらい飲むのを目安にしてください。そのほかのポイント(水分や塩分の補給など)や重要な回復食については、前項を参照してください。

 

デトックスジュース

 

材料

ケール……1枚
小松菜……2株
りんご……1個
レモン……半分

 

作り方

りんごは芯を取り除き、ケールと小松菜とともに適当な大きさに切る。レモンは皮をむく。

 

ジューサーに材料すべてを入れて、ジュースを絞る。

 

できたてを飲む。

 

 

燃焼ジュース

 

材料

りんご……1個
セロリ……1本
白菜……1/4株
しょうが……少々

 

作り方

りんごは芯を取り除き、セロリと白菜は根元を切り落とす。

 

材料すべてを適当な大きさに切り、ジューサーに入れてジュースを絞る。

 

できたてを飲む。

 

 

抗酸化ジュース

 

材料

オレンジ……1個
にんじん……1本
パプリカ……1/2個
レモン……半分

 

作り方

オレンジ、レモンは皮をむく。にんじんは上部を切り落とし、パプリカは種とわたを取り除く。

 

材料すべてを適当な大きさに切り。ジューサーに入れてジュースを絞る。

 

できたてを飲む。

 

食事のルールを決める

 

ファスティングまではやらなくていいという人もいると思います。そんな人は食事のルールを決めておきましょう。

 

今からご紹介するルールを実行すればムダ食いすることがなくなり、身体がスッキリするはずです。

 

私がこれまでに行った糖質オフやカロリー制限は、数週間から長いときなら1年くらいの期間、特定の食品をカットしていました。「ケーキはもう食べない!」と宣言して頑張ったりしていたのですが、やっぱり人間ですから無理は続きません。

 

いったん食べ始めたらせきを切ったように食べてしまい、逆にリバウンドして……ということもしょっちゅうでした。

 

そんな失敗を繰り返さないために私が決めたことが、「食べたいときに、食べたいものを食べる」という基本ルールです。

 

そんなことしてダイエットになるの? と思われた方もいるかもしれませんが、このルールなくして「継続するダイエット」はできません。

 

そして、この基本ルールには「食べたくないときは、食べない」というルールがセットになっています。ここが肝心です! 実は、私たちの毎日は「なんとなく食べている」ことがものすごく多いのです。朝になったから、昼になったからと機械的に食べ、さらには作りすぎ、オーダーしすぎた料理を前にして「もったいないから」と食べているのです。

 

でも、そのひと口は「本当に食べたいもの」ですか? 実はたいして食べたくもないのに、食事の時間だから、もったいないからと言い訳して食べていませんか?

 

そんな「ムダ食い」は、今日からやめましょう! たとえば、食事の時間になってもお腹がすいていないと思ったら、1食スキップしてもいいのです。昨日のディナーでこってりしたものを食べて、お腹が重い……、それなら朝食をスキップしましょう。お昼に調子にのってデザートまで食べてしまい、夕食どきになってもお腹がすかない……、だったら夕食をスキップしましょう。

 

こういうふうに、「今、お腹がすいているのか」「本当にそれを食べたいのか」を常に自分に問いかけてみてください。

 

「もったいない」も同様です。もはや国際語にもなっているくらいの美徳ですが、あなたの体はゴミ箱ではありません。お腹は満ち足りているのに「もったいないから」と詰め込むのでは本末転倒です。

 

一度、思い切って「お腹いっぱいだから」と、その食事を残してみてください。きっと、「食材を無駄にしちゃった」「せっかく作ったのに、あーあ」といった、とても残念な、嫌な気持ちになります(実際に私もそうでした)。その気持ちをしっかり脳に刷り込みましょう。

 

調子にのってオーダーしすぎたらこうやって捨てることになる。バンバン作って余らせるより、「今日食べたい量」を考えるべき……、といった反省が生まれます。これぞ「キレイに痩せるための自分マインドコントロール」のチャンスです。

 

食べたいものを、食べたい分だけ食べる。こういった、しごくまっとうな食べ方がだんだん身についていくとともに、キレイに痩せることができるようになります。

 

「前後の3日ルール」を厳守する

 

それからもう1つ、たとえばケーキとか揚げ物とか、あからさまにカロリーが高くて太りそうなものも、決して禁止にしないでください(好きじゃないから食べなくても平気、という方はもちろんいいのですが)。

 

ただし「前後の3日ルール」をもうけることが重要になります。

 

食べたいならケーキを食べてもいいんです。ただし、前後の3日以内は節制をする。いったん「昨日も食べちゃったし、もういいかしら」と自分を甘やかし始めると、どんどん歯止めがきかなくなりますから。

 

でも、前後の3日ルールを意識すると食べすぎは防げますし、週に2日は好きなものを食べられるのですからさほど辛くはありません。「しょっちゅうは食べられないから」とケーキを選ぶときに気合が入りますが(笑)、それも楽しみの1つでいいと思います。

 

無理はしない、ガマンはしない。ただ、たいして食べたくもないものは絶対に食べない。

 

こうやって書くとあまりに当然のことに聞こえますが、ちょっと意識するだけで食生活がかなり変わります。自分の生活にいかにムダ食いが多いか、きっと愕然とするはずです。