
週末は「プチ断食」をしてみましょう
暴飲暴食が続いた週末や、気がついたら2〜3キロ増えていた週末などは、月1回程度を目安に「プチ断食」を試してみましょう。
ただし、プチ断食をする際は、健康状態をよく考えたうえで、実行してください。
また、体力のないことを自覚している方、病気をしている方は無理に実行しないでください。
牛乳を入れた飲み物やスープで1日静かにすごします。
牛乳は、たんぱく質、脂質、炭水化物、各種ミネラルやビタミンを豊富に含み、他の食品に比べて栄養バランスがよく、また、良質のたんぱく質が豊富に含まれているのでおすすめです。
1日で摂取する牛乳の量は200mlこれを何回かに分けてコーヒーや紅茶に入れて飲みましょう。
乳糖が血糖値を上げてくれるので、気分も落ち着きます。
スープなら、たとえばコンソメとキャベツ、トマト、きのこ類などを加えて軽く煮込んだものをお椀一杯分くらいに分けて食べましょう。
ただし、糖質の高いいも類などの食材は控えます。
お酒を飲まれる方は休肝日も兼ねましょう。
昼寝をする、テレビを観る、ふだん忙しくて見られない映画を観るなどして、静かにすごします。
また、ハバード大学医学部のハイムーコーエン医師等が『サイエンス』に発表した論文で、断食によって胃腸が空っぽになることで、長寿遺伝子が活性化する働きがあるという報告があります。
また、断食によって白血球やリンパ球などの免疫細胞が空腹状態になることで活性化するという報告もあります。
また、プチ断食すると翌日は食欲が落ちて、たくさん食べられなくなるでしょう。
そのときの食事量を覚えて、できるだけ持続しましょう。
1日中プチ断食ができないなら、夕食だけ流動食の「プチプチ断食」でも効果があります。
ただし2日続けてはしないこと。月1回程度にとどめること。
そうしないと、低栄養になり、逆に筋肉を分解してエネルギーを得ようとするため、体脂肪が増えやすくなります。
筋肉はエネルギーの消費量がかなり大きいので、筋肉が減る=エネルギーを消費しにくい身体になってしまうということになります。
「プチ断食」は、あくまでも食べ過ぎが続いたときなどの応急処置ですので、継続的にはおすすめしません。
夕食は一番食欲があるときでもあるので、どうしても食事量が3食の中で一番多くなります。
ダイエットは夕食をどうコントロールするかにかかっていますので、自分の食欲と空腹感のバランスをどうとるかが重要です。
なるべく「プチ断食」をしないように常に時間を意識して、今何時だから、何を食べるべきか。
あるいは今日は何曜日だから何を食べるかを考えましょう。
好きなものは、いつ食べるかを決めておきましょう。
