確実に痩せる体内時計ダイエットの基本

確実に痩せる体内時計ダイエットの基本

食事の時間を守ると痩せやすくなる

 

食事時間を守ると、食事の量を変えなくても、やせやすくなる?

 

私たちは「生活のリズムが変わって、カラダの訓子が悪い」「カラダのリズムが乱れた」などと表現します。

 

多くの人がカラダにはリズムがあり、生活環境が変わったり季節が移ったりすると、このカラダのリズムが乱れると考えているようです。

 

何気なく、カラダのリズムなどといっていますが、本当にカラダにリズムは存在するのでしょうか。

 

近年の研究でわかってきたことなのですが、私達の身体の中には体内時計と呼ばれるカラダのリズムを刻んでいる時計があることがわかりました。

 

体内時計は脳だけではなく、カラダの至る所にあることもわかってきました。

 

体内時計の働きで、睡眠のリズムや食欲、血圧、体温、ホルモンの分泌などがコントロールされていることもわかっています。もしも体内時計が狂ってしまうと、睡眠障害や、高血圧など病気になりやすいことまでわかってきています。

 

そこで、生活習慣病の予防をはじめ健康を維持するために、この体内時計のリズムをうまく利用して、食事をとる時間やどう食事をするかなどを研究する学問として生まれたのが「時間栄養学」です。

 

人は、だいたい決まった時間に眠くなり、朝になると同じ時間に目が覚めます。

 

お腹もいつもの時間になるとすいてきます。

 

このような身体全体のリズムを刻んでいる仕組みこそが「体内時計」であり、この仕組みはカラダの部位を構成する細胞の遺伝子がつかさどっています。

 

そしてその体内時計をつかさどっている遺伝子を「時計遺伝子」と呼びます。

 

この「時計遺伝子」は、脳をはじめ、カラダのあらゆる部位に存在しています。それぞれの時計遺伝子は独自のリズムをもった体内時計をつかさどっているため、そのリズムにしたがった生活や食事をおこなうことで、健康を維持しているのです。

 

時計遺伝子には2065もの種類があり、さまざまな体内の活動に関与していますが、大きく分けて2種類に分けられます。

 

ひとつは、脳の視交叉上核にある「主時計遺伝子」と呼ばれるもので、全身に存在する時計遺伝子の総司令塔です。

 

もうひとつは、心臓、肺、肝臓、腎臓、筋肉などに存在する「末梢時計遺伝子」と呼ばれるもので、それぞれ独自のリズムを刻んでカラダの重要な生理機能をゴッドロールしています。

 

これらの時計遺伝子の働きから、人間には理想の食事時間があり、その食事時間を守れば食事の量が今までと変わらなくても、やせやすくなる効果があることがわかってきました。

 

同じ食べ物を食べても、食べる時間によって、基礎代謝や活動で消費されるか、脂肪として蓄えられるかが決まるのです。

 

体内時計を利用してダイエットする

 

このような時間栄養学の成果を利用したダイエット方法を「体内時計ダイエット」と名づけることにします。

 

食事習慣や生活習慣などのリズムを、ほんの少し変えることで、手軽に太りにくいカラダをつくる、それが「体内時計ダイエット」です。

 

「体内時計ダイエット」とは体内時計が刻む本来のリズムにそって食事をとることで、やせやすいカラダに変えていく食事スタイルです。

 

「○○茶を飲みなさい」「×××だけを食べなさい」というように、何を食べるか、何を飲むかにだけ注目したものではありません。

 

ポイントは、朝食、昼食、夕食を、いつ、どんなものを、どういう組み合わせでとるか。

 

これまでいろいろなダイエット法を試してもうまくやせられなかった方、すぐにリバウンドしてしまった方、そんなに食べていないのにやせないと悩んでいる方、もしかすると、体内時計が刻む本来のリズムにそって食事をしていないのかもしれません。

 

また、食事の組み合わせが太りやすさを促進させているのかもしれません。

 

そこでまず、時間栄養学にそった「やせるポイント」を理解しましょう。

 

やせ時間、やせ曜日、やせ季節がある

 

 

1日の中の「やせ時間」は起床から12時間です。

 

1日の中で食べても太りにくい時間、食べてもいい時間があることを理解しましょう。

 

痩せやすい時間に食事をとることによって、負荷の少ないダイエットができるようになります。

 

まず起きてから12時間以内は多少食べたとしても太りにくい時間帯と言えます。

 

起きてから12時間以内は日中の生活ので大量のカロリーを消費する時間帯なので、多少多めに食べてもふとりません。

 

甘いものや油もの等のカロリーが高い食べ物は、午前中、もしくは午後3時までにしておきましょう。

 

起床から12時間以内にすべての食事を終えることを心がけましょう。

 

たとえば朝7時に起床したら、夕食は午後7時までに食べ終えます。

 

その間なら比較的自由に食べても大丈夫です。

 

仕事などで、どうしても12時間以内に食べ終えられない人は、せめて14時間以内に食べ終えましょう。

 

つまり午前7時に起床したとしたら、夕食は午後9時までに食べ終えるということです。

 

ただし、休日は「12時間以内」になるべく済ませましょう。

 

起床から12時間まで、それが無理なら14時間まで。

 

それ以降は、食べ物はいっさい口にしないこと。これが大切です。

 

また毎日決まった時間に食べる習慣をつけましょう。

 

1日3食、食事時間を規則的にすることがリズム食を実践するうえで、とても重要です。

 

生活時間や食事時間のリズムを整え、決まった時間に食事をとることで、体内時計が毎日リセットされ、肥満や生活習慣病の予防になるのです。

 

起きて2時間以内に、肉、魚、卵などのたんぱく質源をとることで、内臓にある時計遺伝子の働きが活発になり、代謝が活性化されて消費子不ルギー量も上がり、やせやすくなります。ですから、朝食は必ず食べましょう。

 

また、同じものを食べた場合、朝食でとったほうが太りにくいといえます。

 

また午後2時〜午後4時の間にとった食べ物は脂肪になりにくいといわれています。

 

これは、時間栄養学的に説明すると主時計遺伝子を構成する物質であるビーマルーの脂肪合成を促す働きが午後2時〜午後4時ぐらいに弱まるからです。

 

ビュッフェスタイルの食事やデザート類を食べるなら、この時間帯にとったほうが太りにくいといえます。

 

先ほど、スイーツや揚げ物を食べるなら、午後3時前後と述べたのは、これが理由です。

 

つまり朝食、昼食に関しては、無理して食事量を減らすよりも、比較的自由に、まとまった食事を摂ったほうがいいのです。

 

水曜日はやせ曜日

 

土曜日、日曜日が休みで、週休2日で働いているサラリーマンなら、週のはじめと週の終わりは「エネルギー代謝」が低くなり、週の真ん中にある水曜日が最も「エネルギー代謝」が高くなるといわれています。

 

ご存知かとおもいますが、「エネルギー代謝」とは、生命活動に必要な体温を維持したり、運動などの時に使うエネルギー源として食物のエネルギーが利用される身体の仕組みのことです。

 

水曜日は多少、羽目を外しても大丈夫ということになります。

 

1週間に1回、水曜日だけは思いつきり食べても大丈夫な「ごちそうデー」としましょう。

 

それを励みに、残りの日々を乗り切りましょう。

 

土日がお休みでない方なら、働いている期間の真ん中ぐらいが一番太りにくいと考えてください。

 

一生慎ましい食事をしなければいけないと思うと、続けられるかどうかわからないとおっしゃる方がいます。

 

―週間に1回は思いっきり食べても大丈夫だと理解すると、だったら続けられると、ほっとするようです。

 

冬は「やせ季節」、夏は「やせやすい季節」

 

人の身体は自ら生命を維持するようにできています。

 

そのために使用するエネルギーの量は、冬に多くなり、夏に少なくなるのです。

 

つまり夏の間はやせやすい食事量と太らないような食事量を習慣づけて、冬になってもその習慣のままで生活できれば、必然的にやせていきます。

 

こういうと、春・夏にダイエットを始めるのは得策ではないと考えてしまいそうになりますが、そうではありません。

 

春・夏は、筋肉の動きが活発な時期なので、運動に適した季節です。

 

エクササイズを始めるなら春から始めるのが効果的です。

 

さらに、この季節は冬に比べて消化機能が緩やかになるため、食欲がそれほど高進しない傾向があります。

 

したがって春と夏は食事量を控えめにし、運動することでダイエット効果が高まるのです。

 

その食事と運動の習慣を冬に維持すると、やせてきます。