アンチエイジング効果もある

アンチエイジング効果もある

長寿遺伝子

 

最近、遺伝子の中に「長寿遺伝子」が存在することがわかってきました。

 

ハーバード大学医学部のハイム・コーエン医師等が雑誌『サイエンス』に発表した論文によると、長寿遺伝子とは老化を遅らせて寿命を延ばす遺伝子で、特別な人がもっているわけではなく、誰もがもっているそうです。

 

また通常は眠っていますが、活性化させてうまく働かせれば100歳まで寿命を延ばせるそうです。現在、それをどう活性化して鍛えるか、抗加齢医学の世界で研究が進められています。その結果、この遺伝子のスイッチをオンにするには、カロリー制限をすることが重要であることがわかってきました。これはサルや魚類などで証明されていますが、人間での報告は、今のところありません。

 

サルの事例では、お腹いっぱい食べさせたサルと、カロリーを30%ぐらいオフにしかサルを比べると、カロリー制限したサルのほうが、いつまでも若かったという実験データがあります。

 

ここでいうカロリー制限は、単に食事制限を意味するのではなく、栄養バランスのとれた食事を腹八分目程度の食事量に制限することを意味します。

 

また、「体内時計ダイエットのルール10」で紹介しましたが、断食によって胃腸が空っぽになることで、長寿遺伝子が活性化する働きがあるといわれています。

 

「抗酸化酵素」のスイッチをオンにする

 

また、りんごをむいて放置しておくと酸化して茶色になったり、鉄がさぴたりしていくように、人間のカラダもさびてきます。しかし、人間のカラダにはこのさびと闘う抗酸化ネットワークが存在しており、それを構成しているのが、「抗酸化酵素」と「抗酸化物質」「抗酸化ビタミン」です。

 

抗酸化酵素は体内でしかつくられませんが、この酵素の生産や活性化には遺伝子がかかわっています。この遺伝子のスイッチをオンにするためには、やはり腹八分目の食事をすることがよいといわれています。

 

それに加えて適度な運動や、「レスベラトロール」、「ナイアシン」を食事の中にとり入れるとよいのでは、という研究発表があります。

 

レスベラトロールは、抗酸化物質のひとつで、ナッツ類の皮やブドウの皮、赤ワインに含まれていますし、ナイアシンは、たんぱく質、炭水化物、脂肪の代謝に不可欠なもので、ビタミンB群のひとつです。ナイアシンはカツオやマクロなどの魚類、牛肉、豚肉、鶏肉などの肉類、卵、牛乳などたんぱく質を多く含む食材に含まれていますので、一汁三条スタイルの食事を毎食とっていれば自然に摂取できます。

 

抗酸化物質は、他にもファイトケミカルなど、野菜、くだものの色、香り、苦みなどを構成する成分にも含まれています。

 

明らかに14時間すぎてから食べ過ぎた日の翌日は、生活スタイルに合わせて「プチ断食」や「リセット食」をして長寿遺伝子を活性化、また「一汁三条スタイルの食事」で栄養素を過不足なくとり、抗酸化ネットワークのスイッチをオンにします。こうして体内時計ダイエットでアンチエイジング効果も発揮されるのです。